迷子探し

銀座線、半蔵門線の三越前駅、B2出口の近くに常盤橋小公園があります。

tokiwabashi1

公園の道を歩いて行った突き当りに一石橋(いちこくばし)があり、そこに迷子標(まよいごのしるべ)があります。

mayoigo1

 

江戸時代の江戸では、火事が多く、大切に大切に育てていた子供も、火事の混乱で逃げ惑う中、たくさんの迷子も出たのかもしれません。人さらいもあったのかもしれないし。

 

一石橋「迷子標」(いっこくばし「まよいごのしるべ」) は、

1857年(安政4)に建設されたもので、正面から左の方には、「たつぬる方」と彫りこまれていて、迷子の親達によってその子の名前・年齢などを書きつけた札が貼られ、右の方には「しらする方」とあり、迷子を預かる町からの情報が貼られたのだそうです。

mayoigo2 mayoigo3

 

江戸時代は、迷子が発見された町にその扶養が義務付けられていたため、そのための負担が町の財政を圧迫していたのだそうです。頻繁に見出された迷子と、それ故に建てられた「迷子標」は、江戸の都市としての一側面を示しているのだそうです。

裏 ↓
mayoigo4

この迷子標(まよいごのしるべ)は、両国にある江戸東京博物館に複製がおかれています。