浅草の浅草寺内に弁天堂(べんてんどう)があります。
ご本尊は白髪のため「老女弁財天(ろうじょべんざいてん)」といわれる、関東三弁天(神奈川県江の島・千葉県柏市布施)の一つだそうです。
そして、その境内にある鐘楼(しょうろう)の鐘は、元禄5年(1692)五代将軍徳川綱吉公改鋳(かいちゅう)の江戸時代の「時の鐘」です。
現在は毎朝6時に役僧が撞き鳴らし、大みそかには「除夜の鐘」として点打されるのだそうです。
江戸時代、人々に時刻を知らせる役割を果たしていたのが時の鐘。当初、江戸城内にあったが、江戸市街地の拡大に伴い、日本橋本石町にも設置され、さらには浅草寺や寛永寺(上野山内)など、9か所でも時を知らせたのだそうです。
鐘の大きさは、高さ2.12メートル、直径1.52メートル。
鐘楼は昭和20年3月の東京大空襲で焼け落ち、昭和25年5月に再建されたものだそうですが、鐘は火を浴びたものの無事に残ったのだそうです。
弁天堂の狛犬
そして弁天堂の裏手にも狛犬?だと思うんですが、1つだけ。鳩の集会の場所にされていました。