日本橋の寶田恵比寿神社の門前で10月19日(日)、10月20日(月)とべったら市が行われました。
地下鉄小伝馬町からすぐのところで、小伝馬町の階段を上って地上に出ると、もうべったら漬けのいい香りがしてきました。
宝田神社は慶長十一年の昔四百十余年前、江戸城外宝田村の鎮守様でありました。徳川家康公が江戸城拡張により宝田、祝田、千代田の三ヶ村(現在大手町付近)の転居を命ぜられましたので、馬込勘解由と云う人が宝田村の鎮守様を奉安申し上げ、住民を引卒して此の地に集団移転をしたのであります。
・・・
宝田恵比寿神は商売繁昌、家族繁栄、火防の守護神として、崇敬者は広く関東一円に及び毎年十月十九日の「べったら市」二十日の恵比寿神祭が両日に亘り盛大に執り行われます。べったら市は「年また新たまる」今年も年末が近づきお正月を迎える心構えをする商人にとって大切な年中行事として老舗は現在でも恵比寿講をお祝いして居るのであります。又若者により浅漬大根(べったら)を混雑を利用し、参詣の婦人にべったらだーべったらだーと呼びながら着物の袖につけ婦人たちをからかったことから、べったらの呼名になったと伝えられております。
もう、来年のことを考えていく時期になってきたのですね。