江戸時代から昭和の初期まで、力自慢の若い衆たちが競って持ち上げていたという5つの石です。
今では半分土に埋められて、どのくらいの重さなのか持ち上げてみることもできません。
まぁ、私などが持とうとしてもびくともしなさそうですが。
石の後ろの碑には、「力石の由来」として、以下の内容が刻まれています。
『当地に元禄の時代から、五ヶの力石があり、それぞれ重さが異なり、此の力石は、地元嘉右衛門宅の氏神様と共に、祀られてあったものです。
此の力石は、昭和初期まで若者達が願いを込めて競い合い、心身共に鍛えたと伝えられております。
その後、長い間放置されておりましたが、若者たちの信念の籠った歴史ある力石を、後世に伝え置きたく、此ゝに記し、現南増尾八幡神社境内に保存、祀られたものです。』
※ 勧請(かんじょう):神仏の分霊を請(しょう)じ迎えること。だそうです。
この八幡神社は小鳥の森公園というバードウォッチングに最適な公園の隣にあり、
『南増尾一帯の氏神として今から凡そ4-5百年前に鎮座されしものにして 京都石清水八幡宮より勧請し 應神天皇 他 二座の神々を祀る』
という静かできれいな神社です。