七福神めぐりは一度やってみたいと思いつつ、なぜか今までやれなかったことの一つだった。
今回めぐったのは日本橋七福神。1時間程度で7ヶ所の神社を回って歩ける。
椙森神社の恵比須神
松島神社の大黒天
末廣神社の毘沙門天
水天宮境内の宝生弁財天
茶の木神社の布袋尊
小網神社の福禄寿
笠間稲荷神社の寿老人
福の神は、中世室町時代に成立した民間信仰で、当初は大黒天と恵比寿の二進神が併祀されていたのが、七福神まで増えていったのだとか。
七福神が海の彼方から金銀財宝を満載した宝船にのって訪れてくるという絵柄が、江戸で大流行し、やがて定着していったのだとか。
正月の二日には宝船の絵を枕の下に入れて寝てすてきな初夢を見ましょうというので、。「お宝、おたから~♪宝船、たからぶね~♪」と宝船売りが家々をまわっていたんですね。
江戸の七福神詣は、一八世紀末から就航し出したそうで『享和雑記』巻四によると、
不忍の弁財天
谷中感応寺の毘沙門天
谷中長安寺の寿老人
日暮里の青雲寺の恵比寿・大黒天・布袋
田畑西行庵の福禄寿
がもっとも古い七福神詣になっていたそうである。
江戸時代には「一日の遊びは百年の寿命をのばす」と言われたんだとか。
今年は特に良い歳になりますように!
参考資料
大江戸食べもの歳時記 (新潮文庫)
江戸ことば百話(東京美術選書)