日本人は言葉遊びが大好きです。
「言霊」という言葉がありますが、これも言葉遊び、というほうが江戸時代の庶民生活にあっているような気がします。
その一つの鷽替神事。
前年にあった災厄・凶事などの嫌なことをすべて「嘘」として今年はいい年になりますように、と、鳥の鷽(うそ)と嘘(うそ)をかけて、鷽の木彫りの鳥を取り換える。もっと突っ込むと「取り替える」でなく「鳥替える」。
「替えましょ、替えましょ」の掛け声とともに交換しあうことで有名ということですが、亀戸天神社では前年神社から受けた木彫りのうそを新しいものととりかえる。
亀戸天神の鷽替神事は1/24,25の2日間。25は落語にも出てくる初天神であるが、その前日と当日に鷽替神事が行わます。
社殿の鈴のすぐ後ろに人の背丈より大きな鷽が2体(羽?)飾られています。
境内には梅が咲き始め、赤い橋と咲き始めた梅がとても印象的でした。
落語では初天神の御縁日の団子やさんやアメ屋さんでおねだりをするかわいらしい(親にしては扱いにくい)子どもと、対応するおとっさんとの駆け引きが面白い。