ご縁日

江戸時代のことを調べていくと、神様仏様は切っても切れないのがよくわかります。
浮世絵にも落語にもご縁日やお祭りがたくさん出てきます。

1月には初観音、初不動、など「初○○」というご縁日がたくさんあります。
何も知らない私は「縁日=屋台」だと思っていました。(ごめんなさい)
縁日は神仏と縁を結んでいただける日、ということなんだそうです。
仏教には三十日秘仏(さんじゅうにちひぶつ)といって1ヶ月三十日に三十の仏様を配して礼拝するという考え方があるそうです。
また、神様も大黒さまは甲子の日、毘沙門天様は寅の日というように、昔の暦の考え方ですが、ご縁を結んでいただける日があるのだそうです。

そして1月は初○○様、12月は納めの○○様、というように、1年のはじめと終わりが特別なものとされているようです。
その時は人が集まることから市がたち、屋台などが出ることで、私のような何も知らないものは「縁日=屋台」(おいしいもの?)のように考えてしまったんですね。

私の守り本尊がお不動様だと母から聞いていたので
1/28、薬研堀りのお不動様にお参りだけさせていただきました。
ご縁を結んでいただけた、かな?!

周辺が問屋街ということもあり、お仕事以外の人もほとんどいなくて、本堂までの階段がとても神聖な厳かなもののような気がしてあがってまいりました。
yagenbori

 

江戸時代の人々は、神仏を敬い大切にされてきたのだと思いますが、それと同時に、市がたつことで買い物を楽しんだり、おいしいものに舌鼓を打ったり、お祭りに熱くなったりと、しっかりと遊びや喜びを得ることも忘れなかったんだろうなぁ、と思います。よ、ねぇ。

参考
三十日秘仏 さんじゅうにちひぶつ