初午(はつうま)

雪まじりの雨。
立春だというのに・・・寒い!!
初午です。お稲荷さんの縁日。

王子稲荷に行ってきました。

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江戸時代、江戸の名物は「・・・ 伊勢屋 稲荷 に 犬のくそ」
といわれるようにお稲荷さん(稲荷神社)がめちゃくちゃ多かったそうです。

ここ、王子稲荷は関東稲荷総社。
たくさんの赤い鳥居で神秘的な京都の伏見稲荷神社が総本宮だそうで、「二月初午」の日に稲荷大神様が稲荷山にご鎮座になったのでこの日が特別な日になったそうです。

 

落語「王子の狐」では、狐が若い娘に化けるのを見た男が、逆に狐をだまして料理屋で飲み食いしてお土産の卵焼きまでせしめる。料理屋では狐だとわかってひどい目に合わせる・・・。
ここで出てくるのが、狐をだましてさそった料理屋「扇屋」。そして狐に謝りに行ったお稲荷さんの裏の狐の穴。これがこの王子に残っています。
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もう一つの落語「明烏」では、年ごろになっても本ばかり読んでいる若旦那を吉原に誘い出して花魁大好き人間にしてしまう話ですが、最初に初午のお祭りでおこわを3杯も食べて子供たちと遊んできた、というところから話が始まります。
お稲荷さんというと油揚げ、稲荷ずし、と連想してしまいますが、昔は午の日におこわもお供えしていたそうですよ。(今もかもしれませんが)

 

 

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初午祭の王子稲荷神社では凧市が開かれています。
神社からはかわいらしいやっこさんの「火防けの凧守」が授与されていました。

また、1月1~3日と2月の午の日(10:00-16:00)には額面著色鬼女図 絵馬が公開されるそうです。

そして、王子稲荷神社の一番奥には、落語にも出てきた狐穴があったり、本堂への階段の上と下にいた凛々しい狛狐以外にも、笑顔に見える狛狐がいたりするのだそうです。
今回は残念ながら見てこられませんでした。

 

今度行けたら、広重(ひろしげ)の浮世絵にも描かれている、関東一円の狐たちが、装束を整えてから王子稲荷神社へ初詣をしたという伝説の、装束榎があったという装束稲荷から、王子稲荷を参詣したい、な。

雨のため、寒さのため、あわただしく帰ってきてしまって失敗した!と思った初午でした!!

参考
伏見稲荷大社
王子で開運
額面著色鬼女図
四季歩のつれづれ 王子稲荷神社