日本には四季があります。
そんなことは小学生だって知っていますよね。
でも、豊かな四季を感じて、楽しんでいるでしょうか。
実は、私はあまり楽しんでいなかったなぁと感じています。
江戸時代、初物食べると75日長生きするといって季節の旬のものを楽しんだり、花見だ祭りだという娯楽すべてが季節を楽しんでいたんですよね。
夏でもみかんが食べられたり、ディズニーランドがなかったから、かもしれませんけど。季節を感じられる幸せってあるんじゃないかなぁ。
農業をする上で、種まき時期、収穫時期と、季節はとても大切なものです。
そして、江戸時代の暦では季節は○月○日では、判断できなかったんですね。
1年が約354日で、閏年には月が1つ増えちゃうんですから。(詳しくはこちら)
そのために生まれたのが中国から伝わってきた24節気72候だそうです。
24節気は1年を24で分けたもの、72候は5日毎に進んで行きます。
これによって種を蒔く時期のように季節ごとに行う行事が決まります。
そしてこの72候が季節に言葉を重ねたような、現代人にとってこれだけでも季節を楽しめるような言葉でできています。
2014年の3月の72候は
3/1~ 草木萌動 (草木が燃え出す頃)
3/6~ 蟄虫啓戸 (土の中にいた虫が這い出してくる頃)
3/11~ 桃始笑 (桃の蕾が膨らんでくる頃)
3/16~ 菜虫化蝶 (菜にいる虫が蝶になる頃)
3/21~ 雀始巣 (スズメが巣づくりを始める頃)
3/26~ 桜始開 (桜が花開く頃)
3/31~ 雷乃発声 (春の雷の頃)
ね、感じを見ているだけで春を感じるでしょ。昔はどう読んでいたんでしょう。書物によってカナが違うんですよね。カッコ内は私がわかるように書きました。
参考
よくわかる日本の七十二候―人生を豊かにする72種の暮らし方 (英和MOOK)
和の歳時記 2014カレンダー
二十四節気