3/3、3/4は深大寺のだるま市でした。
ぜひ行きたいと思っていたのですが、残念ながら今回は行くことができませんでした。
江戸時代の文献には、参詣者が「近郊近在より群参す」と記されているとか。
- 例年1/6、1/7に開催される群馬県高崎市の少林山七草大祭のだるま市
- 毎年3/3、3/4に行われる東京都調布市の深大寺、厄除元三大師大祭のだるま市
- 旧正月の7日から9日に開催される静岡県富士市の毘沙門天「今井山妙法寺」のだるま市
または
福島県白河市の白河だるま市
これらが「日本三大だるま市」と言われるものだそうです。
深大寺のだるま市の特徴は、買い求めただるまを、元三大師(がんざんだいし)堂前の特設だるま開眼所で深大寺僧侶の方々が直々に目を入れて下さるのだそうです。
だるまの目はただ黒く塗るものかと思っていたのですが、ここでは左目に梵字の阿(あ)字を入れていただき、翌年、願掛けがかなっただるまの右目に梵字の吽(うん)字を入れていただけるそうです。
阿吽(あうん)は、物事の始まりと、ものごとの終わりの意味を表し、「阿吽の呼吸」の阿吽だそうです。
狛犬も多くが、口を開けた阿と、口を閉じた吽ですね。
来年こそは、午後2時より執行されるという、雅楽衆を先頭に、いなせな木遣り衆、裃に統一した講中とともに御影供出仕の袍裳金襴七条袈裟に身を包んだ高僧が境内を進む煌びやかなお練り行列をみてみたいものです。